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2018年10月17日 (水)

億り人(おくりびと)

「億り人(おくりびと)」の言葉もあるほど、将来不安からお金に執着する人が急増中。ただ、これは株式など投資で億の資産を築いた人のことで、私たちには縁遠しい話なのですが、こうも悪政が続くと「どう生き抜くか」を突きつけられる気がします。
四年前に離婚し一人暮らしのAさん(七一歳)。六十代後半から独学で始めた絵がなかなかの評判です。この時代だからこそ描けるものに絞っています。
最近気になるのが、いかにリスクを背負わずに楽をして生きようとする人が多いこと。「生きることを投げ出してはいないか。生きることを怠けているのではないか」と警鐘を鳴らします。
Aさん自身の反省でもありました。失敗が許されない面倒なことは男、夫がやってくれる、不都合が起これば夫のせいにすればいい。夫とうまくいかなくても多少の我慢で「楽できれば」と何年も暮らしてきたのです。
ところがずっと、大変なこと、嫌なことは避け、無難に周りに同調してうまく切り抜けていたところ、本当の自分を出せなくなっていました。
守りに入り、「やってもらえる」「与えられる」と思っている間はいつも不足感、不満が残り、自分は不幸だと「確信」していました。
ハッと気付けば七十代が目の前。苦しみがないかわりにすごい喜びもありません。
人並みに家を買うこともできた。子ども達も、息子を除いて家庭をもてた。息子は結婚「できない」ようですが、最近はそんな子が多くて気にすることもない。かえって変な女にだまされなくていいと安堵するほど。
 でもこぎれいに無難に生きて、生き切ったといえるのだろうか。
Aさんが離婚して新たな人生を踏み出す後押しとなったのが、子どもたちが小さかったとき、がむしゃらに子育て、家事、仕事、介護とやり切った体験でした。我慢と忍耐の日々。必ず「抜けられる」と信じてひたすら進みました。
 頑張ってきた自分を信じたのです。人生は自分で選択していくのだから、と。人生は選択の繰り返しなのだから、と。

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